「ジンギスカン」と聞き、イメージするのは北海道でしょうか。ジンギスカンは中華料理「鍋羊肉」(コウヤンロウ)をベースに作られたといわれています。
ジンギスカン鍋も特徴があります。鉄の帽子のような形をしており、中心から周辺に向かって溝がついています。これは、肉から出る余分な脂や水分を落とし、おいしく焼き上げる為の工夫です。
ジンギスカンには、あらかじめタレに漬け込んだ「味付ジンギスカン」と、食べる時 タレにつける「生肉ジンギスカン」の二種類があります。蒜山では、「生肉ジンギスカン」が主流です。
羊肉は成長段階でラム(子羊の肉)とマトン(生育した羊肉)に分けられます。マトン肉は香りが強くて苦手とする方もおいでのようですが、ラム肉はやわらかく、くせが無い肉として人気があります。今流行のジンギスカンはラム肉を使用しているところが多いようです。
蒜山でジンギスカンを始めたのは昭和30年代。当時、蒜山の観光開発に取り組んでおられた「三木岡山県知事」の発想によるものでした。
ダイエット効果!?羊肉には摂取すると体脂肪を燃焼させる効果のある「カルニチン」という物質が多く含まれています。動物のタンパク質に多く含まれている物質ですが、その量は牛や豚に比べてもダントツ。羊肉を上手に取り入れれば、ダイエットにも効果的。
高い栄養価羊肉にはタンパク質やビタミン(ビタミンAやビタミンB群)、そして亜鉛や鉄分も多く含まれています。パーフェクトミートとも呼ばれ、栄養価の高い食材です。
低コレステロール羊肉はコレステロールが他の食肉よりも少なく、またコレステロール値を下げる効果のある不飽和脂肪酸を豊富に含んでいます。
漢方効果漢方では体を温める作用があるといわれている羊肉。モンゴルでは冬の貴重なビタミン源としても食べられてきたようです。