つぶらな瞳にほっそりとした顔で愛らしいジャージー牛。
生まれはイギリス海峡の小島、英領ジャージー島。フランス産ブルトン種とノルマン種をもとに、500〜600年かけて改良を重ねてきた牛です。
ホルスタイン種より小型ですが、人なつこくて従順なうえ、草を乳に変える能力に優れています。栄養価が高く濃厚なそのミルクは、英国王室人々にも愛されたとか。
このジャージー牛がニュージーランドを経て、蒜山にやってきたのは1954年のこと。山間での酪農に適したジャージー牛と蒜山高原の相性はピッタリだったよう。
現在、日本で飼育されている約8,000頭のジャージー牛のうち、実に約2,000頭がこの蒜山で、すくすくと育っています。この可愛らしいジャージー牛共々、皆さんのお越しをお待ちしております。
蒜山といえば、なんといっても日本一の飼育頭数と味を誇るジャージー牛をベースとした製品です。
まず、豊富な牧草をたくさん食べた牛から搾る乳脂肪分たっぷりのジャージー牛乳からはいろいろな乳製品が生まれます。
牛乳はもちろん、ジャージー牛乳のコクの良さを生かしたゴーダーチーズやカマンベールチーズ、ジャージーバター、あるいはジャージーヨーグルト、ジャージーアイスクリームなどの加工品は、蒜山名物としてすっかり定着しています。
また、良質のジャージー牛肉や、この牛肉をじっくり燻製にしたビーフハムなども、贈り物や土産物として人気です。